安全弁口径計算ツール
プラント・プロセス設計向けエンジニアリング計算ツール · 最終更新: 2026年3月
API 520に準拠して安全弁の必要排出面積を計算します。液体・ガス・水蒸気のそれぞれに対応した計算式を使用します。設定圧力・背圧・流体物性から必要口径を求めます。
安全弁(リリーフバルブ)のサイジング
安全弁は圧力容器・配管系統の過圧保護に使用される重要な安全装置です。API 520に基づき、必要な流通面積を計算することで適切な口径を選定します。
液体用計算式(API 520)
A = Q / (38 × Kd × Kw × Kc × √(ΔP / G))
- A: 必要流通面積 [in²]
- Q: 必要排出流量 [USgpm]
- Kd: 排出係数(通常 0.65)
- ΔP: 有効差圧(設定圧×1.1 − 背圧)
- G: 比重
設計の注意点
- 設定圧は最大許容運転圧力(MAWP)以下に設定
- 背圧が設定圧の10%を超える場合はバランスベローズ型を使用
- 計算後はAPI規格の標準オリフィスサイズから選定
関連計算: 胴体肉厚計算 / 気体流量計算
よくある質問
設定圧力と放出圧力の違いは?
設定圧力はバルブが開き始める圧力です。放出圧力は設定圧力に過圧許容値(単弁で通常10%、火災時16%)を加えた値です。サイジングは放出条件で行います。
背圧を考慮する必要がありますか?
はい。従来型安全弁は背圧の影響を受け、容量が低下します。背圧が設定圧力の10%を超える場合、バランスベローズまたはパイロット式バルブが必要になることがあります。
編集体制
- 最終レビュー: 2026年3月
- レビュー: EngiCompute エディトリアルチーム
- 用途: 予備エンジニアリング検討支援
この計算結果は概算値であり、予備設計・検討用です。詳細設計、法規適合確認、最終的な調達仕様の代替にはなりません。