圧縮機動力計算ツール
プラント・プロセス設計向けエンジニアリング計算ツール · 最終更新: 2026年3月
断熱圧縮理論に基づいて圧縮機の軸動力を計算します。入口圧力・出口圧力・気体流量・温度・比熱比(k値)から理論動力を算出します。圧縮機選定・電動機容量計算に活用できます。
圧縮機の断熱動力計算
気体を圧縮するために必要な動力は、断熱(等エントロピー)圧縮プロセスを仮定して算出します。実際の動力は断熱効率(機械効率)で割った値となります。
計算式
P = (γ/(γ-1)) × Q × P₁ × [(P₂/P₁)^((γ-1)/γ) - 1]
- γ: 比熱比 Cp/Cv(空気: 1.4、蒸気: 1.3、天然ガス: 1.28)
- Q: 入口体積流量 [m³/s]
- P₁: 入口絶対圧力 [Pa]
- P₂: 出口絶対圧力 [Pa]
実際の動力
軸動力 = 断熱動力 / η(断熱効率、通常 0.7〜0.85)
使用場面
- 空気圧縮機・ガス圧縮機の初期選定
- 冷凍サイクルのコンプレッサー動力評価
- プロセスガス輸送システムの設計
関連計算: 気体流量計算 / マッハ数計算
よくある質問
予備サイジングにはどの効率を使うべきですか?
遠心圧縮機では断熱効率70〜80%、往復動圧縮機では80〜90%、スクリュー圧縮機では60〜75%を使用します。実際の効率は特定の機種と運転点に依存します。
中間冷却は考慮されますか?
単段断熱動力を計算します。中間冷却付き多段圧縮では各段を別々に計算し、動力を合算してください。中間冷却は全動力と吐出温度を低減します。
編集体制
- 最終レビュー: 2026年3月
- レビュー: EngiCompute エディトリアルチーム
- 用途: 予備エンジニアリング検討支援
この計算結果は概算値であり、予備設計・検討用です。詳細設計、法規適合確認、最終的な調達仕様の代替にはなりません。