配管断熱材熱損失計算ツール
プラント・プロセス設計向けエンジニアリング計算ツール · 最終更新: 2026年3月
円筒座標系フーリエの法則に基づいて、断熱材を施した配管の単位長さあたりの熱損失を計算します。断熱材厚さ・材質・流体温度・外気温から熱損失を求め、断熱設計・省エネルギー評価に活用します。
配管断熱材の熱損失計算
プラント配管では高温・低温流体を輸送するため、断熱施工によるエネルギー損失低減が重要です。円筒断熱材の場合、平板と異なり対数平均半径を用いた計算が必要です。
計算式(円筒断熱材)
q = 2πLλ(T₁ − T₂) / ln(r₂/r₁)
- q: 熱損失 [W]
- L: 配管長さ [m]
- λ: 断熱材熱伝導率 [W/(m·K)]
- T₁: 内面温度(流体温度近似)[°C]
- T₂: 外面温度(外気温近似)[°C]
- r₁: 断熱材内径(管外径/2)[m]
- r₂: 断熱材外径/2 [m]
代表的な断熱材熱伝導率
- グラスウール: 0.035〜0.045 W/(m·K)
- ロックウール: 0.040〜0.060 W/(m·K)
- ウレタンフォーム: 0.025〜0.030 W/(m·K)
- パーライト: 0.045〜0.065 W/(m·K)
関連計算: 熱収支計算 / 熱交換器LMTD計算
よくある質問
断熱材厚さはどう選びますか?
断熱材厚さは通常、断熱材コストとエネルギー節約のバランスによる経済最適化で選定します。最小厚さは人体保護(表面温度 < 60°C)と結露防止にも支配されます。
熱伝導率はどの値を使用すべきですか?
ロックウール:0.035-0.045 W/(m·K)、ケイ酸カルシウム:0.05-0.07、発泡ガラス:0.04-0.05、ウレタンフォーム:0.02-0.03。温度上昇で値が増加するため、平均温度の値を使用してください。
編集体制
- 最終レビュー: 2026年3月
- レビュー: EngiCompute エディトリアルチーム
- 用途: 予備エンジニアリング検討支援
この計算結果は概算値であり、予備設計・検討用です。詳細設計、法規適合確認、最終的な調達仕様の代替にはなりません。